3回目を迎えた「原一樹のフットボール研究所」。清水エスパルス、浦和レッズ、京都サンガ、ギラヴァンツ北九州、カマタマーレ讃岐、ロアッソ熊本、そしておこしやす京都でプレーし、昨年限りで現役を引退された原一樹さんに毎週お話を伺っています!

現在は京都に本拠地を置いて活動している原一樹さんが毎週の京都サンガFCの試合をレビューし、「MY MVP」を選出する連載コーナーです。

今回は3月19日に行われたFC東京戦をレビュー!

――京都サンガはホームでFC東京と対戦し、0-1の敗北という結果になりました。ただ、FC東京の枠内シュートは1本のみだったそうです。

アグレッシブな守備から攻撃ができていましたし、サンガにもチャンスが多くありましたね。

「負けるにはちょっと惜しい試合だな」は感じましたけれども、結果が全てなので…。これも受け入れて、今後長いリーグを戦っていかなくちゃいけないですね。

――前の2試合から比べると、試合のスタートが勝利の匂いを感じさせるものでしたよね。何が良かったと思いますか?

前線からの守備や中盤でのセカンドボールの拾い合いというところで、川﨑颯太選手が攻守ともにとても好調でした。ミスも少ないプレーが目立っていましたね。

しっかり守れていましたし、失点はオウンゴール。その不運な中で、ゴールをどうこじ開けるかっていうところになるのかなと。

――初先発となった宮吉拓実選手も含め、ウイングの守備貢献もスゴかったですね。

そうですね。また白井選手がサイドの高い位置で縦への突破を見せていました。攻守ともに、サイドでの戦いが見どころになったゲームでした。

――白井選手は試合終了間際の決定機を外して頭を抱えていましたね。ストライカーだった原さんは気持ちがよく分かるのでは?

【動画】試合終了間際、ウタカのクロスに飛び込む白井選手

かなり長い距離をスプリントしているので、あそこまでたどり着いたことは素晴らしいですね。タイミング的にはもう半歩分遅くクロスが欲しかったと思います。

逆に、クロスを入れたウタカ選手からすれば「もう一歩早く入ってきて欲しい」という気持ちかもしれないですけどね。ただ、あそこまで走っているというところは高く評価してあげたいなと思います。

そこを決めるか決めないか…というのがチームの力だと思うので、あとはそれを合わせるという部分を伸ばしていけたらいいですね。