現在鈴木誠也が加入するかもしれないと報道されているシカゴ・カブス。アメリカのメジャーリーグベースボールを戦っている強豪球団だ。
そのオーナーを務めているトーマス・リケッツ氏が、実業家のケネス・グリフィン氏と共同でチェルシーの買収に動いているという。
『Sky』によれば、そのオファーは金曜日に提出される予定であるとのことで、かなり有力な交渉相手になるのではないかと予測されている。
リケッツ・ファミリーは今回以下のような声明を発表している。
「シカゴ・カブスのオーナーであるリケッツ・ファミリーは、今週の金曜日にチェルシーの買収に向けて正式な入札を行う投資グループを率いていることを認める。
象徴的なプロスポーツチームを長年運営してきたリケッツ・ファミリーとそのパートナーは、クラブやファン、コミュニティの伝統を尊重しつつ、ピッチで成功を収めるための投資を行う重要性を理解している。
我々は、今後さらなる計画の内容を共有する日が来ることを楽しみにしている」
トーマス・リケッツ氏はシカゴを代表する資産家であり、2009年に9億ドルでシカゴ・カブスを買収。家族とともにオーナーとなっていた。
シカゴ大学を卒業後に企業で株式取引のディレクターを務め、その後独立。Incapital LLCを設立し、投資銀行の経営で大きな成功を収めた。
その資産は2018年時点で23億ドル(およそ2730億円)に達していると伝えられている。
なお、チェルシーにはほかにもアメリカ方面から入札が行われているという。
ニューヨーク・ジェッツやヒューストン・ロケッツのオーナーであるウッディ・ジョンソンとティルマン・フェリッタも入札を行う予定だそう。
また英国の不動産王であるニック・キャンディも現在アメリカの投資家とコンビを組んでチェルシーの買収に動いているとされる。