サッカー界にも大きな影響を与えているロシアのウクライナ侵攻。
そうしたなか、ウェストハムから一時休養を与えられていたウクライナ代表FWアンドリー・ヤルモレンコは、アストン・ヴィラ戦で素晴らしいゴールを決めた。
彼はゴール直後にピッチ上に思わず感極まってしまったが、アウェイのヴィラサポーターも彼に拍手を送っている。
【動画】これは超絶技巧!ヤルモレンコ、感極まった涙のスーパーゴールシーン
ヤルモレンコは2-1で勝利した試合後のインタビューでも感情を抑えきれず、涙ながらにこう語っていた。
アンドリー・ヤルモレンコ(ウェストハムFW)
「祖国の状況を考えて、とても感情的になった。
今はサッカーのことを考えるのが難しい。毎日、ロシア軍がウクライナ市民を殺しているから。
とても感情的だった。正直、何を言えばいいか分からないよ。
毎日支えてくれるチームメイトたちに感謝したい。
ウェストハムファンたちも僕やウクライナの国民を応援してくれている。英国の全ての人に、あなたたちのサポートを感じていることを伝えたい。本当にありがとう。
ファンからのサポートを感じていたので、ピッチ上で全てを尽くそうとした。今日は自分たちにとって大事な試合だったからね。
この2週間で3,4回しか練習していないので、100パーセントの状態にはない。
2月26日から4日間は休みをとらなければいけなかった。練習ができる状態にはなかったからね。家族や国の人達のことだけを考えていた。
(今日は)全てをピッチ上で出し尽くそうとしたよ」
一方、試合に敗れたスティーヴン・ジェラード監督は、ヴィラファンがヤルモレンコに拍手した件に言及。
指揮官は「ヴィラファンたちは一流だ。彼らはサッカーに関する教養がある。その気品に自分は驚かなかったよ。あの子はいいゴールを決めたし、多くのことを乗り越えてきたので、敬意に値する」と讃えていた。