スポーツ界にも大きな影響を与えているロシアのウクライナ侵攻。

チェルシーのオーナーであるロマン・アブラモヴィッチ氏はクラブ運営から手を引いたが、このほど資産凍結などの制裁を科された。

また、アブラモヴィッチ氏は3月2日の時点でクラブを売りに出したが、制裁でそのプロセスは停滞することになる。

【動画】現地で問題視されたチェルシーサポのアブラモヴィッチ合唱シーン

そうしたなか、黒人選手としてチェルシーで初めてプレーしたポール・カノヴィル氏がこの件に言及。『PA』によれば、こう述べたという。

ポール・カノヴィル

「オーナーが制裁を受けたことでチェルシーが政府から譲歩を受けているというニュースで目を覚ました時、私の心は沈んだ。

まともで理性的な人間であるなら、プーチンがウクライナで繰り広げている戦争に真っ向から反対するはずだ。これは邪悪なものであり、私は徹底的に非難する。

もし政府が主張するようにアブラモヴィッチがプーチンと関係しているのであれば、彼への制裁と我がクラブの所有権剥奪に全面的に賛成する。

(クラブ運営を委譲された)チェルシー財団のメンバースタッフと話したが、彼らは涙していたし、どうなっているのかを必死に知りたがっている。

政府にはお願いしたい。我がクラブで政治を行わないで欲しいし、遅滞なく新たな買い手がクラブを引き継ぐことを許可してほしい。

これは政治になっているし、完全に間違っている。政府はこうなることを分かっていたはずだ」

チェルシーを政治的に巻き込まずに、迅速に新たなオーナーに売却させてほしいと訴えていたようだ。

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