かつてバイヤー・レヴァークーゼンやバイエルン・ミュンヘンでプレーし、43歳までブラジルリーグで現役を続けたMFゼ・ロベルト。
左サイドのウインガーとして知られたが、攻撃力だけではなく非常にクレバーなプレーを得意とし、ウイングバックなどでも見事な活躍をしたことで知られる名選手だ。
43歳まで現役を続け、48歳になる今年も素晴らしい肉体を維持している彼。しかしながら、サッカー選手の寿命はこれから『短くなっていく』と感じているようだ。
『Sky』のインタビューに答えた彼は、以下のように話していたという。
ゼ・ロベルト
「時がたつにつれて、サッカーはよりフィジカル的になってきた。したがって、これから選手の寿命が伸びるとは思っていない。
これからの数年間、フィットネスの分野で能力が高くなければ、現代サッカーのトップレベルでプレーすることはできなくなるよ。
そしてサッカーがフィジカル的になるにしたがって、数学的には選手の平均年齢は下がっていくよ。上がるのではなく。
ブラジル国内でも、次のスーパースターと見なされている2名の選手がいる。サントスのアンジェロ・ガブリエウも、パウメイラスのエンドリックも、15歳でプロでのプレーを始めているんだ。
毎年、プロとしてのキャリアをスタートさせる年齢が下がっている。キャリアを終える年齢の平均も下がっている。
したがって、40歳で高いレベルのプレーをするのは難しくなっているよ。
クリスティアーノ・ロナウドは私から見てマシーンのような男だ。彼は常に最高レベルでプレーし、トロフィーを獲得し、世界最高の選手だった。
しかし過去2年間はどうだ。ユヴェントスとマンチェスター・ユナイテッドでそれはできなかった。個人の結果でもトップ2~3に入っていない。
彼はまだ高額な選手だが、このようなハイレベルでの経験が豊富で、それをよく理解している。同じことを続けるよりもやめたほうがいいと決断するときが来るだろうね」
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サッカーという競技自体がフィジカル的になってきているため、プロとしてのスタートも早くなり、衰えも早くなる…とゼ・ロベルトは予測しているようだ。