サッカー界にも影響を与えているロシアによるウクライナへの軍事侵攻。FIFAはロシアに対する緊急の第一次措置を発表した。
欧州ではロシアへの反発が強まっており、今後の進展次第ではワールドカップから排除される可能性もある。
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そうしたなか、フランスサッカー連盟のノエル・ルグラエ会長は『Le Parisien』のインタビューでこう述べた。
ノエル・ルグラエ(フランスサッカー連盟会長)
「(ロシアがW杯から除外される可能性があるが理解できるか)
これはまだ他の連盟と話し合っていないことだ。
ただ、私はロシアのW杯除外の方向に傾いている。それが最初の考察だ。
通常の場合、スポーツは人々を和解させ、緊張を和らげるために存在すると信じている。
だが、今回はあまりにも行き過ぎている。
スポーツ界、特にサッカー界は中立ではいられない。ロシア排除に反対はしない。
(ポーランドではロシアとの対戦を拒否したが、フランスは?)
単純な話でそれほど考える必要はない。
(可能性は?)死んでいるので、我々が行くわけがない(フランスはW杯予選を突破済み)。
このような劇的な状況下で、どうやってこの国と対戦することを考えるのか。
(ロシアのサッカー選手とウクライナ侵攻は関係ないとも言えるかもしれないが…)
それはそうだ、だが、それはお気楽すぎる。
決断しているのはひとりではない。その背後には国全体がある。
もちろん、全てのロシア人が悪いわけではない。だが、これを前にした我々は中立ではいられない。
サッカー界から象徴的な反応があると思う」