飼い猫への虐待動画が問題になっているウェストハムのフランス代表DFクルト・ズマ。
ワトフォード戦に続き、この日のレスター戦でも先発メンバーに名を連ねた。だが、キックオフ直前のウォーミングアップ中にロッカーに下がると、試合のメンバーから除外。
モイーズ監督は、ズマは昨晩から体調不良で、食あたりか何かだと説明している。
元イングランド代表DFジェイミー・キャラガーは『Sky Sports』の放送でこの件に言及。ズマをプレーさせるのは愚かで間違っているとしつつ、「(体調不良に陥った)彼がどんな詮索をされたのかは分からない」とも述べた。
だが、レジェンドであるグレアム・スーネスは「あの猫ほどではない(猫と比べれば大したことない)」と斬り捨てた。
グレアム・スーネス
「私は彼に微塵も同情しない。
今日出場していたら、味方サポーターから罵声を浴びせられたかもしれない。
ウェストハムのルーツはロンドンのイーストエンドにあり、彼らは善良な人達だ。大半がTikTokなどで見たものを受け入れないだろう。
全く同情できない。私からすれば大きな問題だ。あのビデオを見るに、猫は何も悪いことはしていない。気晴らしのために虐待された。
彼らは怒っていたのではなく、笑っていた。彼は子供が抱いていた猫を引っ叩いた。
そして、これが一番の問題だが、彼らはそれをSNSに投稿した。
SNSにポストしたという事実は、彼らが自分たちの行為に何の問題もないと思っているということだろう。
彼らはあれを見た人達がおもしろがると考えた。彼らがしたことはあらゆる面で間違っている。
近づきすぎると目の前が見えなくなることがあるものだ。
ウェストハムにとっては、やってはならない危機対処法のマスタークラスになった」
ズマと撮影者の兄弟を非難し、同情の余地は全くないと断罪していたのだ。
なお、関係者によれば、ズマは猫が家の備品を壊してしまったことに怒っていたという。