2月12日、Jリーグの開幕を告げるFUJIFILMスーパーカップが開催された。

【動画】試合前に行われていたマスコット運動会

Jリーグ王者の川崎フロンターレが有利だという前評判であったが、試合開始直後に天皇杯王者の浦和レッズが江坂任のシュートで先制点を奪取。さらに後半にもその江坂が2点目を決め、2-0というスコアで浦和が勝利を収めた。

開幕まであと1週間ということで、試合終了後には記者会見に村井チェアマンが出席。今回行われた会場での新型コロナウイルス検査についても説明していた。

村井チェアマン

「おかげさまで、2022年シーズンの開幕を告げる大会、FUJIFILMスーパーカップを無事終えることができました。

試合そのものは両クラブともにキャンプを終えて完成度の高い仕上がりを見せてくれたと思っております。

王者川崎フロンターレをどのように追随していくかというところが一つの見所だったのですが、浦和レッズも大変高いパフォーマンスで今シーズンに大きな期待を抱かせてくれるような展開となりました。

両クラブは日本を代表してアジアで戦うわけですが、そこでの可能性も大きく感じさせていただく内容となりました。

今回の大会に関しては、まん延防止等重点措置の中でお客様も2万人を下回る形での運営となりましたけれども、2年間培っていた応援スタイルも定着した中で安全なスタジアムを作ることができました。

事前に案内しておりますように、今回は試合当日に会場における検査を行うオペレーションをさせていただきました。今後のイベント、経済活動において、そうしたオンサイトでの検査が有効なのかどうか、シミュレーションをさせていただくことになりました。

多くのお客様のご協力を頂き、さまざまな角度からの知見を獲得することができたと思います。今後の社会活動にまた還元してまいりたいと思います。

検査の数字につきましては、速報でお伝えできる部分で907名中905名が陰性でした。陽性の方が2名いらっしゃいました。

陽性の方にはその場で症状についてお伝えして、医療機関での受診をおすすめしてお帰り頂く形となりました。

新型コロナウイルスとの戦いは2年間に及んでおります。さまざまな知見は獲得しておりますが、その対策を日々更新しながら最新のウイルスへの戦い方を模索しています。

一つの手応えとしては、支えてくださっているファン、サポーターの皆様の協力が非常に大きいものだということです。

今回の会場での検査につきましても、大きな待機列ができるわけでもなく、一貫してオペレーションにご協力いただいたことに感謝しています。

まだまだ予測ができないものではありますが、サッカーを支えていただく皆様と一緒に対抗策を講じて参ります」

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