ザスパクサツ群馬のクラブパートナー、株式会社カインズは8日、群馬県前橋市と「企業版ふるさと納税を活用したプロスポーツ振興事業等に係る基本協定」を締結。

サッカーグラウンドやクラブハウスなどを含めたサッカー場施設を整備し、前橋市に寄附することを発表した。

総額18億円が見込まれる施設は、ザスパクサツ群馬が練習場として利用。地域の人々も幅広く使えるものになるとのことだ。

群馬が創業の地であるカインズは、クラブが「ザスパ草津」としてJリーグに加盟してまもない2006年からグループ企業とともにオフィシャルユニフォームパートナーとしてチームを支援。2020年12月にはチームを運営する株式会社ザスパに資本経営参加し、筆頭株主グループの一員となった。

ザスパクサツ群馬は現在、チームとして専用の練習場やクラブハウスを持っておらず、前橋市が所有する施設を借りて日々練習している。

カインズはクラブの「共創」パートナーとして練習環境を充実させるため、群馬県や前橋市と検討を重ね、「地方創生応援税制」、いわゆる企業版ふるさと納税を活用した形で事業の実現に至ったという。

建設予定地はローズタウンのF地区北(前橋市富田町1674番1)。コメリパワー前橋店の北東に広がる土地に充実したトレーニング施設が生まれることになる。

このように、Jリーグクラブの新たな練習場の整備が現在各地で進んでいる。

そこで、近々完成する施設や建設計画が発表されているものをまとめてみた(※画像はすべてイメージ図)。