世界最高峰の戦いが展開されるUEFAチャンピオンズリーグ。サッカー界屈指の価値を誇るコンテンツだ。
そうしたなか、ドイツのギーセンという街にあるピザ屋がUEFAから法的措置を起こされた。
問題視されたのは、“Champignon League”という名前のピザ。訴えられたピザ屋「Pizza Wolke」が、訴状をSNS上で公開して話題になっている。
『Express』によれば、30歳のシャディさんは、新型コロナウイルスの流行によって、ギーセンの歩行者天国にあったピザ屋の閉店を余儀なくされたそう。
その埋め合わせに冷凍ピザを作り始めると、およそ1000ものスーパーマーケットに卸すまでになった。
例えば、“Die Königin(The Queen)”という名前のピザは、トマトとチーズとバジルが入ったクラシックなもの。一方、“Champignon League”はベジタリアン向けで、その名の通り、マッシュルームがふんだんに使われている(Champignonはキノコを意味する単語)。
„Champignons League“ - UEFA-Rechtsstreit um Pilz-Pizza https://t.co/deH9sOkQs2 #Frankfurt #Nachrichten
— BILD Frankfurt Rhein-Main (@BILD_Frankfurt) January 31, 2022
Gießener Pizza-Produzent überrascht: UEFA droht mit Klage gegen "Champignons League"-Pizza https://t.co/7rTbHclaTT
— hessenschau (@hessenschau) January 31, 2022
そうしたなか、UEFAは法律事務所を介して、「Pizza Wolke」に対する法的措置に出た。昨年末、UEFAの代理人から届いた書類には「1月28日までにピザを市場から撤去するように。さもなければ、訴訟の準備に入る」と記されていたそう。
シャディさんは「なぜUEFAは対話することを求めないのか。私達は40人程度の新興企業に過ぎない。私達のピザも丸いけれど、サッカーとは関係ない。ピザに乗っているキノコだけはトップクラスだが」と話している。
🔵🔴 Super Messi inspires Barcelona #OTD in 2015 semi-finals ⚽️⚽️#UCL | #OnThisDay | @FCBarcelona pic.twitter.com/GXGSeQK1Z1
— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) May 6, 2020
”Champignon League”と”Champions League”は厳密には違うはずだが、法律家によれば、商標権侵害になりうるという。UEFAも「保護されている商標が使用された場合、通常の法的手続きをとる」と回答しているとのこと。