高校サッカー界を代表する強豪校、長崎の国見高校を長く指揮した小嶺忠敏さん(現長崎総合科学大学附属高監督)が7日に長崎県内で亡くなった。76歳。
小嶺さんは長崎県南島原市(旧堂崎村)の生まれで、母校である島原商業高サッカー部の監督を務めた後、1984年に国見高サッカー部の監督に。
当時の国見は全国高校サッカー選手権に一度も出場したことがなかった。
しかし小嶺さんの指導の下、1986年に初出場を果たすとそこから21年連続で全国大会に出場。戦後最多となる6度の全国制覇を成し遂げた他、昨年限りで現役を引退したFW大久保嘉人など数多くの日本代表選手やプロ選手を育てた。
その後小嶺さんは2007年に長崎総合科学大付の総監督に就任。同校は現在開催中の第100回全国高校サッカー選手権にも出場していた。
ただ小嶺さんは数年前から闘病を続けており、初戦から体調不良でベンチ入りできていなかった(同校は3回戦で敗退)。