マンチェスター・ユナイテッドの副会長を務めてきたエド・ウッドワード氏。来月1日にその任を離れることが確認された。
『Sky』によれば、エド・ウッドワード氏は2月1日をもって副会長の役割を離れ、マネージングディレクターを務めているリチャード・アーノルド氏が経営最高責任者(CEO)になり、ウッドワード氏の仕事を引き継いでいくとのこと。
ウッドワード氏はシーズンの終わりまで理事会に出席し続けるものの、日々のクラブの運営には関与しないそう。
エド・ウッドワード氏は、2005年にマンチェスター・ユナイテッドを買収したグレイザー・ファミリーにアドバイスを送っていた人物。
買収成功後に商業やメディア事業の担当者としてクラブに雇われ、収入を2倍以上に増加させるという成功を収めた。
そして2012年には取締役会のメンバーとなり、クラブの副会長に任命。2013年には副会長としてクラブを取り仕切る立場にまで昇進した。
ただ、経営の成功の一方でサッカー面では成績を伸ばすことができず、昨年には欧州スーパーリーグへの参加を表明したことによってファンから大きな批判を受けていた。
その後任となるリチャード・アーノルド氏は現在50歳。InterVoiceという企業の幹部を務めたあと、2007年からマンチェスター・ユナイテッドで働いている人物だ。
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最初はコマーシャルディレクター、2013年からはマネージングディレクターを務め、ファンフォーラムの議長としてサポーターグループとも綿密に連絡を取ってきたという。