マイケル・キャリック、キーラン・マッケンナと二人のコーチが相次いでチームを去ったマンチェスター・ユナイテッド。

ラルフ・ラングニック監督はクリス・アーマス氏を新たに招聘していたが、今回さらにイワン・シャープ氏がコーチに就任することが発表された。

イワン・シャープ氏はスコットランドで生まれた人物で、若い頃にはスターリング・シティでプレーしたこともある元選手。『Manchester Evening News』によれば、2006-07シーズンには年間最優秀選手賞も獲得したことがあるという。

ただ選手としてのキャリアを短期間で終え、アメリカのペンシルベニア州にあるマーシーハースト大学でスポーツビジネスを学んだそう。

在学中には大学のサッカーチームでプレーし、卒業後はアシスタントコーチに就任。ビデオ分析や試合前後のプレゼンテーションを担当していたとのことだ。

マーシーハースト大学を離れたあとは、ニューヨーク・レッドブルズに選手開発コーチとして加入。そこでは4ヶ月しか仕事をしなかったが、そこでレッドブル・グループのチーフであったラルフ・ラングニック氏と出会ったという。

それから4年後にニューヨーク・レッドブルズに復帰し、クリス・アーマス氏とコンビを形成。彼らはのちにトロントFCでも一緒にコーチングスタッフを務めている。

そして、この夏にはラルフ・ラングニック氏の呼びかけによってロコモティフ・モスクワでアナリストに就任していたが、今回マンチェスター・ユナイテッドに引き抜かれることになった。

かつてニューヨーク・レッドブルズに所属していた際のインタビューで、イワン・シャープは以下のように話していたとのこと。

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イワン・シャープ

「我々のスタイルは組織全体で非常によく伝わっているもので、それがトップチームの選手に求められる特徴にもなる。

私の役割は有益だ。対戦相手の分析、試合後の分析、そして選手とのコミュニケーション方法に役立つ。それがなければ、試合を見るときに何を探すべきかを知るのが難しくなる。

明確なプレースタイルを持つことの最大の利点は、選手が期待されるものを明確にすること。スタッフが何を求めているのか、プレーするときに何が期待されるのかを知っていることなのだ」

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