プレミアリーグ第11節、アーセナルはホームでのワトフォード戦に1-0で勝利した。
日本代表DF冨安健洋もフル出場した一戦では、アーセナルが奪った決勝ゴールが物議を醸している。
アーセナル選手との接触で味方選手が痛んだのを見たワトフォードDFダニー・ローズはボールをピッチ外に蹴り出した。だが、アーセナル側はボールを相手に返すことなく、深い位置から攻撃を再開。その後にもワトフォード選手が相手との接触でピッチに倒れるも、その直後にエミール・スミス・ロウが決勝ゴールを奪った。
Claudio Ranieri and Mikel Arteta having a disagreement about the incident that led to Arsenal's goal 👀 pic.twitter.com/kZY5NmbmHv
— Football Daily (@footballdaily) November 7, 2021
Emile Smith Rowe's second half goal secures all three points for the Gunners! pic.twitter.com/9ifNEUC4oY
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【動画】あれはないだろ…!?ラニエリvsアルテタ、お怒りシーン
『BBC』によれば、ワトフォードのラニエリ監督はアーセナルに対して不満を露わにしていたという。
クラウディオ・ラニエリ(ワトフォード監督)
「自発的にボールを出した際、(相手も)ボールを返すと誰もが思う。
だが、アーセナル選手にはそういうリスペクトがなかった。
カウンターに出ようとしたところで、大きなファウルを受けた(判定はノーファウル)。信じられないね。
誰もが『おい、ボールを返せ!』と言っていた。ボールを出したら、戻さなけばならない」
ミケル・アルテタ(アーセナル監督)
「自分たちほど誠実で、時にナイーブなチームはないと思う。悪意はなかった。
彼が我がクラブに対してそのように感じたら、謝らなければならない。
だが、アドバンテージを得ようとした意図はなかったと確信している。我々は常に正しいやり方で戦っている」
得点直前の接触については、VARでも問題なしと確認されている。ただ、ジェイミー・レドナップも『Sky Sports』の放送でこう指摘していたそう。
ジェイミー・レドナップ
「あの状況なら普通はアーセナルがボールを返すものだ。
それがスポーツ的なやり方だ。だが、彼らはそうしなかった。
彼らは素早くプレーすることを決め、不満だったワトフォード選手たちは文句を言っていた。
こういう状況ではよくあることだが、結局は何かを得ることになる。彼らが怒る理由は分かるが、こういうことは起きる。
もし、自分がラニエリなら、怒り心頭だろう。
ただ、逆に言えば、我々はアーセナルが“優しすぎる”と何度となく言ってきたよね。彼らはただで済ましてきた。
でも、これはこれまでの彼らとは違う一面を示しているのかもしれない」