10月2日に行われたJ2リーグ第32節、V・ファーレン長崎対京都サンガF.C.の上位対決は2-0という結果に終わった。
首位を走る京都が試合の序盤にいいプレーを見せたものの、徐々にホームのサポーターの後押しをうける長崎が押し返す。
そして前半30分にコーナーキックから毎熊晟矢が先制点を決めると、ペースは一気に長崎の方へ。
後半に入ってから20分が経過したところで、さらに長崎はカウンターから植中朝日がスペースを破ってゴール。リードを2点に広げた。
毎熊は試合のペースを引き寄せたことについて「前半飲水のときにトミくん(富澤)と『サイドが狙われているけどボランチのところが空くね』と話して修正した」とコメント。ゴールについては「ボールの種類は決まっておらず、ポイントで合わせただけ」と話した。
またこのところ先発を続ける植中は「セットプレーは前日練習の成果が出た。アレが大きかった。自分のゴールはほぼエジガルのおかげ」と語った。
首位のチームを相手に勝利したことについて、長崎の松田監督は以下のように話していた。
松田浩
「京都の強みであり生命線なのがプレッシング。強みと弱みは表裏一体で、我々はそれを突けた。特に2点目の場面はそうだった。
この勝利は1週間の準備だけではなく積み上げの成果。これを首位相手に出来たということは、誰が相手でも全ては自分たちの問題だということだ」
これで勝ち点3を獲得したV・ファーレン長崎は、暫定ながら2位の磐田に8ポイントに迫った。次の試合は10月10日の愛媛FC戦となる。