―ギラコインの話はどこから出てきたのでしょうか。

もともとは、日本の規制に準拠しながら価格変動制のファントークンを取り扱えないかというところから始まっています。国内で実店舗やECサイトでファントークンを使えるようにしたいと思ったのです。

しかし、そのようなトークン運営は日本の規制を準拠しながらですと難しい面があります。そこで我々は、地域で循環させることをメインの機能にしました。

地域で循環させることで消費者情報や購買情報が、クラブチームから発行することでSNS上でのファン同士のやりとりなどがデータベースに溜まります。

そういったものを今後チームのマーケティングや地域のマーケティング、スポンサー獲得に生かしていきましょうというのが、チームサイドにメインで話している内容です。

―ギラコインはスマホで使うことを前提にしているのでしょうか。

スマホ用にしていますね。

―QRコードを読み込んで決済するわけですか。

今はクレジットカードを登録していただいて購入していただくような形になっております。

理想の形というわけではないのですけれども、例えばギラヴァンツ北九州の場合ですと地域の金融機関からギラコインをチャージして買えるみたいな、かなりニッチなこだわりがあります。それを今目指しています。

―ギラコインに使用期限はありますか。

現状では、ギラコインの使用期限は半年になっています。我々は前払い式決済手段のライセンスを取得しようと思って、関東財務局と進めているところです。ライセンス取得後には期限はなくなるのですが、今は取得中なので一旦半年間という形になっています。

―ライセンスを取得できれば使用期限が変わるかもしれないということですか。

取得までに3カ月から6カ月かかりますが、既に進めているので、Jリーグのシーズンが終わる頃には、期限が無いような形になってくるかなと思っています。

―ギラコインを使う上で年齢制限はありますか。

Suicaと一緒ですので、特に年齢制限は設けていません。ですが、やはりクレジットカードを登録しますので、お子様が勝手に使わないように親御さんはしっかり見ておいて欲しいと思っています。

―スタジアム以外では、どのような場所でギラコインを使えるのでしょうか。

今は例えば、ネイルサロンですとか、パン屋さんですとか、ホテルもありますし、スーツ屋さんもあったりですとか、結構いろいろなところで使えるような状態になっています。

今順次導入店の拡大をしているところなのですが、緊急事態宣言の影響もありまして、お店自体が営業しているかどうか分からないこともあったり、大っぴらに送客できなかったりしますので、状況を見ながら徐々に広げていっているという状況ですね。

―先ほど宿泊施設でも使えるという話がありましたが、アウェイチームのサポーターも使っていいということでしょうか。

使っていただいて構わないです。それこそが目指している形の1つでもあります。

アウェイチームのサポーターが来るきっかけは、チームの試合があるからじゃないですか。当然アウェイチームに対してホームチームが呼び込んだので、ホームチームはそれだけの収益を得てしかるべきだと思っています。その逆もあると思います。

そういうことが起こると、チームの新しい収益源になるんじゃないかなと思っていまして、チームサイドともそのようなお話しをしていますね。

―価格は固定で1円=1ギラコインになるのでしょうか。

その通りです。ただし、変動制の形を検討したことはあります。変動制も法的整理次第では合法にできるのですけれども、それを日本国内の規制の中でやってしまうと、その後の機能拡張がしにくいという問題があって一旦やめました。

ですが、自分たちも早めに海外に持っていこうというのは思っています。海外に提供するものに関しては、価格変動制でいきたいと思っています。ただし、提携チーム個別のトークンの価格が変動するのではなく、提携チーム全体の価格が変動するという形を考えています。

参画してくれているチームみんなで盛り上げましょうみたいな形です。各チームではなくJリーグで盛り上げようみたいなところを考えています。

今のところというだけなので違う方式を採るかもしれないのですが、どちらかとしては、そちらのほうが強いですかね。