2021シーズンをJ2で戦っているギラヴァンツ北九州がギラコインという地域通貨を発行した。この通貨をスタジアムや加盟店舗で決済に使用すると、その一部がチームに還元される。
今回は、ギラコインの開発・提供を行うcanow株式会社の大坂亮平COOに話を伺った。
canow株式会社 大坂亮平COO
前編である今回は、ギラコインの概要や仕組みなどについて尋ねている。掲載している情報は、取材日時である9月3日時点のものだ。
―まずギラコインの概要をお伺いしてもよろしいでしょうか。
ギラコインに関しては、そもそも我々が開発しているYELLtum(エールタム)上で発行されているファントークンですが、法的整理としては前払い式決済手段となっております。Suicaとかと一緒ですね。
それ自体をスポーツチームを地域のハブというふうに我々は捉えておりますので、そこから地域通貨として循環させていこうというものがギラコインとなっております。
ですので、今後幾つかのチームと展開の予定をしていますが、基本的にはYELLtum上で発行されたファントークンを使って各チームの名称を付けていただいて流通をさせていくというようなものになっております。
―ギラコインのアプリはありますか。
現状はウェブ版で提供しておりまして、2022年1月あたりにはネイティブアプリとして提供するような形を予定しています。
―Google PlayとiOSの両方に対応したアプリという意味で合っていますか。
そうです。おっしゃるとおりです。