新型コロナウイルスの影響によって大きな打撃を受けているサッカー界。イタリア・セリエAを制覇したインテルも、そのために深刻な経営難に陥っているという。
『SportsPro』によれば、それらの状況を考えてイタリアサッカー連盟(FIGC)が現在「ギャンブル広告禁止の解除」を求めているという。
イタリアでは2019年から「全てのスポーツクラブは、国内に向けてのギャンブル関連スポンサーを付けてはならない」という制度が実施されている。(ユヴェントスにおける10Betとのパートナーシップのように、国外向けのプロモーションとしては可能)
【動画】ユヴェントスと「10Bet」のパートナーシップを発表したビデオクリップ
しかしながら、イタリア全土のスポーツクラブがパンデミックによって大きく収益を減少させている。
サッカー界ももちろんセリエAのトップクラブからアマチュアに至るまで資金不足の問題が大きくなっている状況だ。
イタリアサッカー連盟はそれをカバーするため、一時的にギャンブル関連のスポンサーシップを解禁してほしいと政府に要請しているとのこと。
また、それと同時に「サッカー貯蓄基金」というシステムの創設を提案しており、これはイタリアで行われたすべてのスポーツベッティングで得られた収益の1%を基金に回し、全国のスポーツプロジェクトを支援するために使用するというもの。
他にも免税など様々な項目が含まれているという提案は、すでにイタリア政府に提出されており、今後検討が進められるという。