公式発表からわずか数日で瓦解状態に陥った欧州スーパーリーグ構想。各方面から猛烈な批判にされされると、創設12クラブのうち9クラブが脱退を表明した。
そうしたなか、構想を放棄しなかったバルセロナ、ユヴェントス、レアル・マドリーが連名による声明を発表。UEFAがスーパーリーグ構想クラブに対して行った措置を直ちに取り消すという裁判所の判決を歓迎するなどとした。
裁判所はこの判断に従わない場合は罰金および刑事責任を問われる可能性があるとUEFAに警告。スーパーリーグ側は「ファン、選手、コーチ陣、クラブ、リーグ、代表の協会など全てのサッカー関係者の協力を得ながら、スーパーリーグ構想を建設的かつ強力的に進めていくことが我々の目的」と宣言した。
その欧州スーパーリーグ構想について、『IUSPORT』が気になる情報を伝えている。
それによれば、マドリッドの商事裁判所の判事が脱退したはずの9クラブを驚かせるような発言をしたという。ルイス・デララ判事は「法的効力を持つ創設クラブの脱退はなく、スーパーリーグ構想は全ての創設クラブの参加によって継続される」と述べたとのこと。
創設12クラブはいずれも欧州スーパーリーグ構想から脱退していないと断言したようだ。9クラブは撤退を公に表明したが、それだけでは十分ではなかった模様。
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実際、レアルのフロレンティーノ・ペレス会長も「(法的)拘束力のある契約が何かを説明する必要はない。だが、クラブたちは事実上脱退はできない」と述べている。