東京オリンピックで対戦することになった日本とフランス。

これまでフル代表での対戦は6度あり、フランス4勝、日本1勝、引き分け1という結果が残っている。

ここでは、日本vsフランスで印象に残っている出来事を当時のスタメンとともに振り返ってみる。

初対戦で衝撃の大敗…

“ドーハの悲劇”でW杯初出場を逃した日本代表は、1994年5月、同じく悲劇的に予選敗退を喫したフランス代表と国立で初めて対戦した。

日本はこの2か月前にブラジルの伝説的な選手ファルカン氏を指揮官に招き、新体制を発足させたが、試合はジョルカエフやジノラらに大量4ゴールを奪われ完敗。交代出場の小倉隆史が一矢報いるのが精いっぱいだった。

フランスは当時のスターであるパパン、カントナ、4年後のW杯で頂点に立つデシャン、ブラン、デサイー、ジョルカエフらを揃える超豪華な布陣で、日本は世界の壁をまざまざと見せつけられている。

GK:前川和也
DF:今藤幸治 井原正巳 名塚善寛 岩本輝雄
MF:柱谷哲二 浅野哲也 澤登正朗
FW:長谷川健太 黒崎久志 三浦知良

GK:ベルナール・ラマ
DF:ジョスリン・アングロマ、ロラン・ブラン、マルセル・デサイー、エリック・ディメコ
MF:ディディエ・デシャン、ユーリ・ジョルカエフ、ダヴィド・ジノラ、ポール・ルグエン
FW:エリック・カントナ、ジャン・ピエール=パパン