ドイツ2部のフォルトゥナ・デュッセルドルフは26日、川崎フロンターレのU-24日本代表MF田中碧の獲得を発表した。

契約は7月1日から1年間の期限付き移籍で、買い取りオプションについてもクラブ間で合意しているという。

田中は川崎アカデミー出身の22歳。川崎では中村憲剛や大島僚太、守田英正らの背中を見ながら成長し、昨季はJ1と天皇杯の二冠に貢献。自身もJリーグベストイレブンに輝いた。

以下はデュッセルドルフのウーヴェ・クライン氏と田中のコメント。

ウーヴェ・クライン スポーツ役員

「田中碧はその高いクオリティで我々の中盤に良い影響を与えてくれる選手です。彼は才能があり、多才で、この若さにもかかわらず、すでに多くの経験を積んでいますし、彼が日本一のチームで不動の存在であることには理由があります。我々は、他にも彼に興味を示すクラブがいくつかあった中、碧をフォルトゥナに獲得できたことを嬉しく思います」

田中碧

「自分自身にとって、この大きな一歩を踏み出せたことを嬉しく思います。自分がユースの頃から所属していたクラブを離れるのは簡単ではありませんでしたが、今はフォルトゥナでの自分の役割を楽しみにしています。チームメイト、ドイツサッカー、フォルトゥナファンの皆さんと知り合うこと、そして大きな日本人コミュニティーのあるデュッセルドルフで多くの経験を詰めることを楽しみにしています」

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なお、田中は東京五輪の出場メンバーに選出されているためその期間はチームを離れるとのことだ。

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