ジネディーヌ・ジダン監督の退任に伴い、指揮官としてレアル・マドリーに呼び戻されたカルロ・アンチェロッティ氏。同監督にとっては2015年以来のレアル復帰となる。

アンチェロッティ監督は選手に寄り添うタイプの指揮官として知られている。かつてレアルで指導を受けた元ドイツ代表MFサミ・ケディラも『Marca』のインタビューでこんな話を明かしていた。

サミ・ケディラ

「(彼は怪我から復帰したばかりのあなたをCL決勝で起用しましたね)

それは決して忘れないよ。

僕は怪我をして、ブラジルでのワールドカップの締め切りまで欠場しなければいけなかった。

でも、僕は自分はそこに行かなければならないんだと言った。

手術を受けて、回復するためにドイツの病院にひきこもった。そこでずっとリカバリーしていたよ。

誰も知らない努力さ。僕はひとりだった。病院ではドクターや理学療法士も一緒だったけどね。

でも、カルロもいてくれた。僕が怪我をしてからマドリッドでのトレーニングに復帰するまで、彼は毎日欠かさず電話をくれたんだ。

(息子に)父親が電話するようにね。僕も毎日監督からの電話があると思っていたよ、彼は絶対に忘れなかったからね。

彼には23人の選手がいて、監督として数千もの問題を抱えていて、プレッシャーもあるし、自分の家族もある…。

それなのに、僕と会話をするために毎日電話してくれた」

「ある日、僕は彼に伝えたんだ。『監督、自分にとっては信じられないものです』と。僕は彼に感謝しているよ。

彼はこう言ってくれた。『サミ、私たちはファミリーだ。君は病院でひとりだった。どうして電話せずにいられる!私たちは皆、君とともにある』ってね」

ケディラは2013年末に膝の十字靭帯と内側側副靭帯を損傷する大怪我を負い、2014年のワールドカップ出場は絶望的と見られていた。

だが、見事に回復すると、2014年5月のCL決勝にスタメン出場し、夏のW杯にも出場している。

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怪我のリハビリ中にはアンチェロッティ監督が毎日欠かすことなく電話をくれたそうで、その思いやりに感謝感激したそう。

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