失意の無冠に終わったレアル・マドリーはジネディーヌ・ジダン監督の退任が決まった。

そのジダンは『AS』で公開書簡を発表。「現時点または長期的なプロジェクト構築に際して、クラブは私をサポートしてくれなかった。レアルで要求されるもの、勝てなければ去らなければならないことは分かっている。だが、非常に大事なものを忘れられてしまった。私が達成したもの全てを。次の試合に負ければ解任されるという報道は私とチーム全体を傷つけた。そのメッセージは意図的にメディアにリークされ、スタッフにネガティブな空気を生み出し、チーム内に疑念と誤解を招いたからだ」などとクラブへの不満を吐露した。

また、「この数か月間における私とクラブ、会長との関係が少しでも変わっていればよかったのだが。自分は特権を求めているわけではない。我々が成し遂げたこと、思い出について求めているだけだ」とも言及している。

『ABC』によれば、ジダンの公開書簡はレアル側に驚きと悲しみをもたらしたという。

これまでは常に紳士的に振る舞ってきたジダンが公に批判を行ったことにクラブ内は衝撃を受けているとのこと。

あるクラブ関係者は「悲しい。個人的にはアンフェアだと思う」と漏らしたそうで、フロレンティーノ・ペレス会長もジダンの行動を予期していなかったという。

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ただ、ペレス会長は20年に及ぶジダンとの関係性を壊すつもりはなく、レアル側が応戦したり、ジダンと戦争を始めるつもりもないとのこと。ジダンに対する恨みはゼロで、永久的な感謝があるとも。

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