イタリア・セリエAのインテルは、「アントニオ・コンテ監督との契約を終了することとした」と公式発表した。

今季11年ぶりとなるスクデット獲得に導いたコンテ監督であるが、以前から解任になるという噂が流れていた。

その原因はインテルが抱えている財政問題。クラブ側はこの夏に人件費の削減を行わなければならず、複数名のスターの売却を計画し、選手には給与の返上を要求していた。

しかしながら、コンテ監督は成功を継続させていくために有力選手の売却に反対しており、その意見の不一致が契約解除の原因になったという。

なお、コンテ監督の契約は1年間残っていたため、インテルは違約金として700万ユーロ(およそ9.3億円)を支払うということで合意したとのことだ。

2019年にインテルの監督に就任したコンテ氏。1年目からセリエAでトップ4フィニッシュに成功し、ヨーロッパリーグでも決勝に進出した。

2年目にはユヴェントスが失速したこともあってセリエAを独走することに成功し、クラブにとって11年ぶりとなる歴史的なタイトルを獲得している。

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なおインテルの後任については候補がいくつか上がっており、シモーネ・インザーギ氏、マッシミリアーノ・アッレグリ氏らが有力だとされている。

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