ボルシア・ドルトムントに所属しているGKマルヴィン・ヒッツが、先日白血病の患者に幹細胞を提供したそうだ。
マーヴィン・ヒッツは1987年生まれの33歳。スイス出身であるが2008年からドイツでプレーしており、ヴォルフスブルク、アウクスブルクを経て2018年にドルトムントへと加入した選手だ。
それから2シーズンはバックアップとしてほとんどの時間をベンチで過ごしたが、今季はここまでブンデスリーガ15試合に出場。今年に入ってからはレギュラーとしてゴールマウスを守っている。
幹細胞移植のドナー増加を目的として活動する慈善団体『DKMS』(DeutscheKnochenMarkSpenderdatei)の報告によれば、そのヒッツは今回自身に幹細胞を白血病患者に提供することになったという。
彼はヴォルフスブルク時代に血液ドナーの登録を行っており、今回適合する白血病患者の方が現れたとのこと。
マーヴィン・ヒッツ
「僕にも家族がいるし、子どももいる。その誰かが血液の癌を発症したと考えたら、ドナーになってくれる方々には大いに感謝するだろう。
そのような背景から、僕も血液の癌に苦しむ方々にふさわしいドナーになれると言われたら、助けなければならない。
手順の全体は無痛だった。正直なところ、気になることもなかったね」
ロマン・ビュルキをサブに追いやったヒッツ。先日は新しい2年契約を結ぶことが決定した。新監督になるマルコ・ローゼからも高く評価されているとのことで、来季の活躍も期待できそうだ。