先週はヘルタ・ベルリンに新型コロナウイルス感染者が発生し、試合が中止される騒ぎになったドイツ・ブンデスリーガ。

決してリーグの継続が危うくなっているわけではないが、スケジュールには大きな影響が及んでいる。

そして残り僅かとなったブンデスリーガは、5月3日から12日までの間に選手やスタッフなど試合に関係する人物に「スタジアムと自宅と練習場以外に行くことを禁止」し、それからは「全員がホテルで共同生活し外部との接触を断つ」という命令を下したとのこと。

いわゆる「ハーフロックダウン」であるが、これは1部と2部に所属している36チーム全てに適用されるそうだ。

DFL(ドイツフットボールリーグ機構)の発表によれば、これを実施する理由は「シーズン終盤のスケジュールを延期させない」ことが目的だそう。

今夏はEURO2020やコパ・アメリカ2020、さらに東京オリンピックなどビッグコンペティションが開催される予定となっている。

もしブンデスの試合が中止、延期されることになった場合、スケジュールの問題でその準備に影響を与えてしまう可能性がある。

そのため、この残り数試合で新型コロナウイルスの感染者を出すわけには行かないとして、感染の可能性をできるだけ減らそう…という例外的な措置であるとのことだ。

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ドイツの感染者数は現在わずかに増加傾向にあり、21日は新たに2万4000人ほどの感染が確認されている。

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