今季ミケル・アルテタ監督の下で大ブレイクを果たしたアーセナルMFエミール・スミス=ロウ。20歳のアタッカーはすでに欠かせない司令塔となりつつある。

彼は2010年にアーセナルの下部組織に入り、トップチームに昇格してからRBライプツィヒとハダーズフィールドへのローンを経て復帰。ついに今季レギュラーを獲得した。

【動画】ティアニーとスミス=ロウによるロンドンダービーの実況解説

『Mirror』によれば、かつてトッテナムのスカウトを務めていたデイヴィッド・ウェッブ氏が「彼を獲得する方針だった」と明かしたという。

なお、ウェッブ氏はその後ハダーズフィールドに移ってテクニカルディレクターに就任。アーセナルからスミス=ロウを借り受けるための交渉を行ったのも彼だったそうだ。

デイヴィッド・ウェッブ

「トッテナムU-18との対戦で、スミス=ロウは傑出していた。ナンバー10の役割で際立っていたよ。

ボールがないところでの動きは目を引いた。また仕事率の高さも素晴らしかった。かなり成熟するまで得られないことも多い特性だ。

彼がアーセナルでスカラーシップ契約にサインする前、我々トッテナムは彼と契約を結ぼうとしていたんだ。

スミス=ロウはマウリシオ・ポチェッティーノ監督のシステムに合った選手だった。16歳のころでさえ、トップチームに入れられる有望な若手選手だと見なしていた。

(ハダーズフィールドに引き入れた時は?)エミールが彼のキャラクターを試すことができる場所だったね。サバイバルモードの環境でチャンスを得るにはどうするか。

様々に異なる課題があり、そのすべてを彼は自分の歩みに取り入れた。

彼はかなりシャイな性格であり、支配的な男ではないが、本当によく周りに統合されているね。大義のために戦うことを厭わなかったのだ」

【厳選Qoly】この冬、Jリーグにやって来るかもしれない外国人選手たち(2024-25年/MF・DF・GK編)