過去の成功例と照らし合わせると

近年のJリーグを振り返ると、前任者の戦術をベースに後任者が微調整を施して結果を残したチームが3つある。

まず1つ目は、2012年からの4年間で3度のリーグ優勝を成し遂げたサンフレッチェ広島だ。

広島時代の森保一監督

2012年シーズン前に独自の可変システムをフル活用したポゼッションスタイルを構築したミハイロ・ペトロヴィッチからクラブOBの森保一へバトンタッチ。森保監督が可変システムはそのままに守備ブロックの構築に注力したことで総合力がアップし、チームは黄金期を謳歌した。

広島と同様のケースが、こちらも2017年からの4年間で3度のリーグ優勝を成し遂げた川崎フロンターレと昨季のリーグ戦で3位と好調だった名古屋グランパスだ。

川崎の鬼木達監督

両クラブともに徹底したポゼッションスタイルを標榜する風間八宏がチームの礎を築き上げ、そこに後任者の鬼木達(川崎)とマッシモ・フィッカデンティ(名古屋)が守備力を向上させて、好成績に結びつけた。