このところ欧州で存在感を高めている女子サッカー。日本でも初のプロリーグが誕生するとあって注目度は上がっている。

『BBC』によれば、今回国際サッカー連盟(FIFA)は女子選手が出産をする際に休暇を取ることができるよう義務付けを行う方針を決めたとのこと。

出産をする選手は最短で14週間の雇用保障を受けることができ、給与は少なくとも通常の3分の2が支払われるという条件になるとか。

FIFAの最高法務責任者であるエミリオ・ガルシア・シルヴェロは以下のように話したとのこと。

エミリオ・ガルシア・シルヴェロ

「クラブは選手が妊娠したことを理由に契約を解除することはできない。

もし違反した場合、罰金と選手への保障のみならず、スポーツ面での制裁も課せられる。

我々はクラブに補強禁止処分を言い渡すつもりだ。これから女性サッカー選手はよりよい保護を受けられるようになる。

これらの規則は常識的なものだと思う。そのような権利がすでに存在する国もあるが、我々は211の国と地域でこれを導入しようとしている。

これらの基本条件は2021年1月1日から義務付けられる」

また、クラブは出産を終えた選手を再加入させる義務を負うほか、適切かつ継続的な医療サポートを提供しなければならないという。

なおこれらの提案については12月に行われるFIFAの評議会で承認を受ける必要があり、その後正式に導入されることになる。

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