先日、競馬の菊花賞でコントレイルが優勝し、牡馬三冠(皐月賞、ダービー、菊花賞)を達成した。

三冠という偉業もさることながら、父ディープインパクトと同じ“無敗”の三冠馬であり、親子二代による過去に例を見ない功績として大きなニュースとなっている。

血のロマンはやはり心躍らせるものがある。サッカーの世界においても、親子二世でプロサッカー選手となり、偉大な父親を超えた選手たちもいる。

そこで今回は、父親を超えたサッカー選手のなかから“愛称”に着目してこちらの3人をご紹介しよう。

ゴンサロ・イグアイン

傑出した決定力を生かし、レアル・マドリーやユヴェントスなどビッグクラブで活躍したイグアイン。ユーヴェに加入した際の移籍金は100億円にも及ぶ巨額なものだった。

彼はお兄さんであるフェデリコも有名なプロサッカー選手であるが、父親ホルヘも80年代にボカなどでプレーしたDF。ゴンサロはその父がフランスでプレーしている時に生まれたため、フランス代表に入る資格も持っていた。

(父親のホルヘ・イグアイン。息子にそっくりだ)

そんな父親の愛称が「パイプ」を意味するピパ。これは彼の鼻がパイプのように大きかったためであるが、ゴンサロはただその息子ということで「小さなピパ」を意味するピピータという愛称が授けられた。

しかしそんなピピータは、今日では父親を遥かに超え、世界的なストライカーの一人として揺るぎない名声を得ている。