イングランド・プレミアリーグのアーセナルは、19日に「ハダーズフィールド・タウンからMFティム・アキノラを獲得した」と公式発表した。
🗞 Young midfielder Tim Akinola has joined us after leaving Huddersfield Town at the end of last season
Welcome, Tim! 😄https://t.co/UuoqEP8urH
— Arsenal Academy (@ArsenalAcademy) August 19, 2020
ティム・アキノラは2001年生まれの19歳。リンカーン・シティのU-18から昨年ハダーズフィールド・タウンへ移籍し、8部に当たるノーザン・プレミアリーグ・ディヴィジョン1に所属するブリッグハウス・タウンに貸し出されていた選手だ。
そこでなかなかの活躍をみせたために注目され、今夏フリーでアーセナルに加入することになったという。
ブリッグハウス・タウンを率いているのはヴィル・パウエルという監督で、彼はなんとストックスブリッジ・パーク・スティールズFC時代にジェイミー・ヴァーディと前線でコンビを組んでいたという40歳の人物。
彼は『The SUN』に対して以下のように話し、ティム・アキノラのプレーについて以下のように説明したとのこと。
ヴィル・パウエル
「驚くべきことだね。ハダーズフィールドからアーセナルに移籍するなんて、期待していなかったと認めざるを得ないよ。
彼はローンでここに来た。怪我人が出てしまっていたからね。ティムは静かな男だが、とても戦えるMFだ。
ボックス・トゥ・ボックスの選手で、よくボールを奪い返してくれる。我々にとっていいインパクトがあったよ。
フィジカルや身長には強みがないが、彼の強みは広いエリアをカバーできることと、素早くボールを奪取できること。
プレミアリーグのクラブがティムを見つけたのは理解できるが、我々には驚きが走ったね。
アーセナルでチャンスを得られる余地はあると思う。ディフェンスという観点から言えば、彼はいいタックルを持っている。
その年齢や契約の長さを考えれば、いつかプレーできる機会が得られると感じるよ。いい選手に囲まれることで自分のレベルを高められる選手であると思う」
カバーする範囲が広くボールを奪い返せるタイプのボックス・トゥ・ボックスMFであるとのこと。
昨年11月のケンドール・タウン戦の映像がこれ。緑ユニの4番がアキノラだ。
もし2020-21シーズンにトップチームでチャンスが与えられれば、これほどまでのシンデレラ・ストーリーはなかなかないだろう…。