最後に、そんなセレッソの中で誰がスプリントしているのか、出場1分当たりのスプリント回数を割り出してみた。

出場時間が短い選手ほどスプリントは多くなる傾向にあるので、ここまでの10試合、計900分のうち半分以上出場している選手を太字にしている(※括弧内は今季のスプリント回数合計/出場時間)。

■C大阪 2020シーズン・スプリント回数ランキング

1 0.54 FW 高木俊幸(15回/28分)

2 0.47 DF 小池裕太(8回/17分)

3 0.29 DF 片山瑛一(50回/175分)

3 0.29 MF 西川潤(2回/7分)

5 0.26 FW 豊川雄太(58回/226分)

6 0.24 FW 鈴木孝司(22回/93分)

7 0.22 FW 柿谷曜一朗(47回/216分)

8 0.19 DF 丸橋祐介(170回/883分)

9 0.17 DF 松田陸(157回/900分)

10 0.15 FW 都倉賢(47回/322分)

11 0.13 MF 坂元達裕(107回/802分)

12 0.13 FW 奥埜博亮(89回/706分)

13 0.12 FW ブルーノ・メンデス(40回/323分)

14 0.11 DF 瀬古歩夢(62回/540分)

15 0.11 MF 清武弘嗣(74回/702分)

16 0.09 DF 木本恭生(42回/448分)

17 0.09 MF レアンドロ・デサバト(77回/900分)

18 0.08 DF マテイ・ヨニッチ(70回/900分)

19 0.07 MF 藤田直之(55回/769分)

20 0.07 MF ルーカス・ミネイロ(3回/43分)

21 0.00 GK キム・ジンヒョン(1回/900分)

レギュラーと言える選手ではやはり両サイドバックの丸橋と松田が上位。

その上にいる柿谷も216分の出場ながら、チームの中での自分の役目を果たしていることがうかがえる数字だ。

また、ともにフル出場しているデサバト(ボランチ)やヨニッチ(センターバック)を同じポジションの瀬古や藤田と比べると、わずかな違いながらそれぞれのキャラクターや役割が感じられて面白い。

というわけで、今回はスプリント回数に着目して、セレッソ大阪を取り上げてみた。

Jリーグは7月1日、Jリーグ競技パフォーマンスデータの呼称を「J STATS」とすることを発表。

ファン・サポーターやサッカーに関係する多くの人々に、データをより身近に、親しみやすいものになるよう、またデータによる新しいサッカーの楽しみ方の提供や日本サッカーの強化・育成・普及への貢献を目指し、改めて名称が付けられたという。

各種データはJリーグ公式の「成績・データ」で誰でも見ることができる。

トラッキングデータは試合終了の2時間後にはだいたい更新されているので、スタジアムやDAZNで観戦したあと、ぜひデータ的な面でも自分なりの見方でJリーグを楽しんでみてほしい。

【関連記事】【データ】“走らない”川崎Fが「4-3-3」で進化 “走る”横浜FM、連覇の壁は過密日程か

そしてなにより、19日に行われるJ1第11節、川崎フロンターレvsセレッソ大阪は前半戦の大一番。19:00キックオフの試合を見逃すな!

Jリーグ見るならDAZN!1ヶ月無料登録はこちら

【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ

大谷翔平より稼ぐ5人のサッカー選手