――25年間の中では色々なことがあったと思います。日本でワールドカップが行われた年もありました。記憶に残るエピソードをいくつか教えてください。

日韓ワールドカップの時はKONAMIにいましたが、ウイニングイレブンには関わっておらず、純粋にワールドカップを楽しんでいました。

仕事上海外のクラブに行く機会が多いこともあり、様々な選手と会ったことがあります。

香川真司選手が制作スタジオを訪れた時にスタッフと対戦したのですが、そこ?というタイミングで、通常では考えられない場所にパスを出し、スタッフから歓声が上がったことがあります。

さすがとしか言えないプレーで、eスポーツのプロ選手とは違う、サッカー的な技術の高さにびっくりしました。

――細田さんがお気に入りのマスターリーグ初期メンバーは誰でしたか?僕はエスピマスでした!

ヒメレスです!!

貴重な左利きで、最終的にはSBでも起用していましたね。

――『ウイニングイレブン2021』はシーズンアップデート版としてリリースされることが発表されました。なぜ今シーズン、こういった形でのリリースになったのでしょうか?

G5、いわゆるPlayStationやXboxの次世代機が発表され、それに合わせウイイレのエンジンを2年かけて開発しようということになり、このため今年は選手などを中心としたシーズンアップデート版でリリースすることにしました。

新エンジンは選手モデル、アニメーション、物理表現、グラフィック、サウンド、コントロールといったゲームプレイを構成するすべての要素を大きく進化させますので、ぜひご期待ください。

――新型コロナの影響はありましたか?

特に欧州の2019-20シーズンがコロナの影響でスケジュールが大きく変わったので、この影響は非常にありました。