今季ポルトガルの名門ポルトに移籍した中島翔哉。ただ、新型コロナウイルスの影響による中断後はプレーせず、優勝セレモニーにも姿を見せなかった。

そうしたなか、ポルトの会長が中島の欠場を説明をしたうえで、来季2020-21シーズンもチームに残ると述べた。『O JOGO』と『Jornal de Notícias』によれば、ピント・ダコスタ会長はこう語ったそう。

ピント・ダコスタ(ポルト会長)

「精神的な健康問題だった。彼はパニックになってしまった、不可解なほどに。

彼はできるとは感じていなかったし、問題を克服できるとも(思っていなかった)。

なぜなら、彼は外国人であり、周りで起きていることを理解していなかったからだ。彼は本当のパラノイアに入り込んでしまった。

とはいえ、我がポルトに死刑はない。来シーズンの初めには復帰するだろう」

異国の地で精神的に参ってしまったという話をしていたようだ。

また、中島はすでに個人練習を再開させているものの、グループ練習に加わることにはまだ不安があるそう。優勝セレモニーを欠席したのもそれが理由だったという。

ピント・ダコスタ(ポルト会長)

「ポルトが彼に優勝メダルをあげなかったとして批判があった。

だが、それは事実ではない。あの日、ポルトは中島を招待していた。

日本語を話す彼の関係者を通じて招待したが、彼には不安があったし、彼はそうしたくなかった。

完全なる権利を持って、後にメダルを受け取るほうを好んだ。いくつかの試合でプレーしたいし、いくつかの決定において重要だったのでね。

今季の現時点で彼はいない。だが、我々が信じている選手であり、来季はスカッドに一員になるだろう」

中島の夫人が喘息などの呼吸器系の病を抱えているという話もあるが、会長はそこには触れなかった。

今季ポルトではカップ戦での1ゴールに終わった中島。ただ、その得点シーンでは仲間たちからこんな祝福を受けている。

いい笑顔だ。

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来季はこんなシーンが増えることに期待したい。

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