イタリア・セリエAを戦っているASローマの経営陣に「内紛」が起こっているようだ。

ローマは18日、スポーツディレクターを務めていたジャンルカ・ペトラーキ氏を突如一時的に停職とした。暫定的にCEOのギド・フィエンガが直接現場に関与することも合わせて発表されている。

かつてペルージャで中田英寿ともプレーしたペトラーキ氏は、引退後サッカークラブのフロントとして活躍。ピサ、トリノを経て昨年6月にローマへとやってきた。

あの名SDモンチ氏の後釜として人事を任されたものの、なんとわずか1年でその仕事から離れることになったようだ。

『Gazzetta dello Sport』などの報告によれば、その理由は会長のジェームズ・パロッタ氏と意見の相違があったためだという。

ジェームズ・パロッタ会長には非公式のアドバイザーがおり、それがかつてローマでディレクターを務めたフランコ・バルディーニ氏。

彼が現在のクラブ経営に不満を持っているため、それがパロッタ会長に影響を与え、ペトラーキSDとの間に緊張を生んでいたとのこと。

その結果ペトラーキ氏は2022年まで残っている契約を自身で解除するよう圧力を受けている。ローマは違約金を支払うことに難色を示しているためだ。

そして、ローマはペトラーキ氏の後任として、あのモルガン・デ・サンクティス氏を昇格させるという計画があるとのこと。

デ・サンクティス氏はかつてイタリア代表にも入っていた名GKで、ユヴェントスやセビージャ、ナポリ、ローマでプレーした守護神。決勝進出を果たしたEURO2012のメンバーにも選ばれていた。スペインとのファイナルはこんな試合だった。

さすが当時の最強スペイン、イタリアでも歯が立たなかった…。後に日本でもプレーしたフェルナンド・トーレスやアンドレス・イニエスタも大活躍した。

デ・サンクティス氏は、2017年にモナコで引退後ローマのクラブマネージャーを務めながら、コーチングライセンスとディレクターライセンスを取得している。

彼はフランコ・バルディーニ氏との関係が深く、すでに密接に連携しているというのだが…。

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ともかく、現在セリエAでも5位とやや成績が伸びていないローマは、その内部にも様々な火種を抱えているようだ。先日は巨額の負債を抱えていることも明らかになっており、苦しい現状が窺える。