新型コロナウイルスの影響によって試合が中断される中、スペインでは各クラブの選手たちが人気ゲーム『FIFA20』で対戦するトーナメントが行われた。

2部に所属する22チームが行ったのが『Trofeo Ramón de Carranza』という大会で、各クラブの代表がインターネットを通してゲームで対戦。決勝はマラガのイバン・ハイメとカディスのファリが戦い、後者が4-3というスコアで勝利している。試合の映像はこれだ。

そしてその後、優勝したファリが『Cadena COPE』の『Play Time』という番組でインタビューを受け、こんな話をしたという。

「ゲーム機は持っていないんだ。あれは果物屋のものさ。Wi-Fiは隣人から盗んだもの。テレビも壊れていた。

オビエドとの試合前、娘がボールをぶつけてテレビを壊したんだ。プレイステーションも壊れていたから、カディスで友達になった果物屋が貸してくれた。

いろいろな困難には見舞われたが、トーナメントに勝てたよ。運があったと言わざるを得ない。イバン・ハイメはスペインのチャンピオンだし、彼に勝てたことは大きな成果だ」

「いい選手に勝ったから、何かいいものが得られるだろう。僕は2階でプレーしていたんだけどね。ゴールを祝いすぎて膝を壊しそうになってしまったよ。

リーガのトーナメントで優勝したマルコ・アセンシオと試合ができるかどうか確認したいね。彼ならテレビが壊れても問題ないだろうね。5つか6つは持っているだろう」