新型コロナウイルスの影響により、中断を余儀なくされているプレミアリーグ。リヴァプールの優勝とともに注目されているのが、マンチェスター・シティへの処分だ。
リーグ3連覇を狙っていたシティだが、宿敵ユナイテッドに敗れて実質終戦。ショッキングだった失点シーンがこれだ。
これで屈辱のダブルを許すことに…。
シティはFFP違反によってUEFAから科された2年間のチャンピオンズリーグ出場禁止処分の撤回を求めてCASに控訴している。
そうした中、『Independent』が気になる話を伝えた。プレミアリーグの8チームがシティへの処分保留に反対しており、CASにその意思を通告したという。
CASが審理を行っている最中は処分が一時的に保留され、シティは来季のCLに出場できる可能性がある(ただし、処分は自動的に保留されるわけではなく、控訴人がCASに請願する必要がある)。
もしシティが来季の出場権を得た場合には、どこかの上位チームが出場権を逃すことになる。シティへの処分保留に反発しているのは、リヴァプール、レスター、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、ウォルヴァーハンプトン、トッテナム、アーセナル、バーンリーの8チームだそう。上位10チーム中8チームが異を唱えているようだ(含まれていないのは、2位シティと7位シェフィールド・ユナイテッド)。
CASでは利害関係者にも発言権を認めているというが、8チームの関与はCASの主要な裁定には影響しない。ただ、シティと他クラブとの亀裂が露見した形で、「関係修復は難しいだろう」という声もあるという…。