世界的人気を誇るジブリのアニメ作品にはたびたび魔女が登場する。
サッカーでも、創造性あふれるプレーを「まるで魔法のようだ」と表現することは多い。
昨今では「まるでプレイステーションのようだ」に押されているが、マジカルなプレーはいつの時代もサッカーの華。
そんなプレーを連発し、晴れて「魔法使い」と称されるようになった5名のフットボーラーを紹介したい。
フアン・セバスティアン・ベロン
Juan Sebastián Verón
1975年3月9日生まれ(45歳)
エストゥディアンテス、ラツィオなど
まずはこの人、90年代から2000年代のアルゼンチン代表で輝いた、スキンヘッドの司令塔ベロンだ。
その愛称は“La Brujita”(ラ・ブルヒータ)。「小さな魔法使い」という意味である。
というのも、ベロンの父、フアン・ラモン・ベロンはアルゼンチン代表でも活躍した名プレーヤー。
ラモンは現役時代「魔法使い」と呼ばれており、そんな彼に才能あふれる息子が生まれたとなれば、「小さな~」の形容詞が付くことは必然だった。
45歳となったベロンは現在、出身クラブであるエストゥディアンテスの会長を務めている。