2017年にボルシア・ドルトムントからバルセロナに移籍してきたフランス代表FWウスマヌ・デンベレ。
1億4500万ユーロ(およそ173.6億円)というとんでもない額で獲得された若き超ドリブラーであるが、バルセロナではこれまで8回もの大きな怪我を負い、半分以上の試合をフイにしている。
しかし、彼はそれまで所属していたレンヌやドルトムントでは大きな怪我をしたことはなく、スペインで突然離脱を繰り返すようになった選手だ。
18歳でこんなゴールも決めていた…。
『L'Equipe』は今回彼の状況について伝え、その怪我の原因を考察している。
一時伝えられていたのはデンベレが生活面でプロ意識を欠いているからという情報だったが、これはすでに改善されているそう。
バルセロナで彼は親友のムスタファ・ディアッタや叔父とともに住んでおり、代理人のムサ・シソコも頻繁に訪問を繰り返しているほか、専属の料理人アントニ・オードボーが食事を管理している。
コカコーラもほぼフルーツジュースに変えているほか、白身魚や鶏肉、野菜を中心としたヘルシーなライフスタイルになっているという。
なぜそれで怪我を繰り返すのか?という点で、デンベレが治療を受けたドーハのアスペタル病院が検査したGPSデータにヒントがあるとか。
バルセロナのトレーニングでは、プレーに関わっている時間の20%がスプリントに費やされている。しかしデンベレのスタイルはそれと大きく異なっており、試合では90%のプレーがスプリントになるそう。
試合で必要になるプレーを練習内で十分に高められないことから、怪我をしてしまうのだろうか…。なおフレンキー・デ・ヨングもバルセロナ加入からパーソナルトレーナーをつけて練習をしているとか。