先日エルネスト・バルベルデ前監督を突如解任し、キケ・セティエン氏を新指揮官に迎えたバルセロナ。よりボールを持つチームに変化したが、それからすでにバレンシア、アスレティック・ビルバオに敗北。
先日はベティスとの試合で2-3と辛くも逆転勝利したものの、ラングレが2枚の警告を受けて退場処分に(1:17~)。
決して良い状況にあるとは言えないバルセロナについて、『AS』によればイタリアの名将ファビオ・カペッロは以下のように評したという。
また、同時にグアルディオラ監督が選手や時代に合わせてサッカーを大きく変えていることにも触れ、変化がなければ頂点は目指せないとも話している。
ファビオ・カペッロ
「以前のバルセロナが好きだった。
現在はあまりにも長くボールを繋いでおり、相手ゴールの近くに進まない。そして天才リオネル・メッシが魔法をかけてくれることを祈るだけだ。
私はベンチで賢さをみせる監督が好きだ。選手の特性を理解し、戦術的な作戦に適応させ、最高の選手たちに合うスタイルを構築する監督が。
グアルディオラも大きく変化している。
マンチェスター・シティのプレーを見ればわかるだろう。高いポゼッション率を維持し、パスゲームをしていた時期は終わった。
シティのプレーはよりダイレクトに、アグレッシブに、高い速度で試合をするようになっている。彼らは常に相手のゴールを見ている。
彼は理解しているのだ、変化をし続けなければならないと。勝ち続けたいなら進化しなければならないのだとね」
かつては守備的で結果を出すことに特化したサッカーをしていたカペッロ監督。今のバルセロナは効率が悪いと感じているようだ。