今季からオランダのトゥウェンテでプレーする中村敬斗。PSVとアヤックスから豪快なゴールを奪うなど19歳の新星は確かな存在感を見せている。
ただ、本田圭佑との日本人対決となったフィテッセ戦では先発するもわずか前半38分で交代…。その瞬間の表情がこれだ(以下動画6分~)。
ピッチへの一礼は忘れなかったものの、さすがに落ち込んでいる様子…。ゴンサロ・ガルシア監督はすまないといった感じでそんな中村を抱きしめていた。
この日の中村は27分にイエローカードを貰ったほか、決定機を逃す場面も(上記動画5分~)。
結局、トゥエンテは0-3で敗戦。『Fox Sports』などによれば、36歳の指揮官は「彼の交代は私のキャリアのなかで最も難しい決断だった」と述べていたという。
ゴンサロ・ガルシア(トゥウェンテ監督)
「ケイトは偉大な選手だし、素晴らしい子だ。でも、今日は悪い日だったと思う。
ハーフタイムまでに交代するか迷ったが、彼のボールロストから危ない状況がいくつかあった。
よって、(交代が)最も責任を果たせる選択だと思った。
監督としてのこれまでのキャリアで最も難しい決断だったと言わなければならない。
前半での選手交代は非常に難しい。私も選手時代に前半で交代させられたことがあり、それはきつかった。
だが、今回の決断はそれ以上に辛かった」
また、キャプテンであるヴァウト・ブラーマもフォローが必要と口にしていた。
ヴァウト・ブラーマ(トゥウェンテMF)
「ケイトは19歳で非常に才能がある。
彼は日本からやってきた。文化的に全く違う。彼にとっては全てが新しい。
アップダウンがあるのは普通のことさ。でも、僕らは彼へのサポートを続けなくてはいけない。
あれがキツかったのは容易に想像できる。僕らは出来る時はいつでも彼を助けようとしているよ」
才能的には素晴らしいとオランダでも評価されているようだ。