17日に行われたEURO2020予選、コソボ対イングランドの試合は0-4という結果に終わった。
ユニークなキャラで知られるコソボのベルナール・シャランデ監督が「スターリングは足を折るしか止められない」という強烈ジョークをかましたことでも話題になったが、試合は友好的な90分となった。
その一躍を担ったのがコソボのサポーターだ。キックオフ直前の国歌斉唱時、なんとスタンド全体でイングランドの旗を掲げたのである(動画はThe SUNに飛んでご覧ください)。
England's incredible Kosovo love-in makes a nice change from hooliganism shame https://t.co/rveAs4c0bj
— Sun Sport (@SunSport) November 18, 2019
東欧の国は血の気が多いサポーターが多く、暴力的な事件、差別的な応援が行われることもしばしば。しかしこの平和的な雰囲気はなぜか…。
それは、イギリスがNATO軍の一員として活動し、コソボの独立を助けたという歴史から来るものであるという。
会場となったファディル・ヴォクリ・スタジアムのアナウンサーは、「この素晴らしい夜を言葉にすることは出来ない。コソボへようこそ、イギリスよ。コソボ独立運動の際、最も厳しい時に助けてくれたイギリスの支援に、常に感謝を抱いている」と話したとのこと。
そしてスタメン紹介の際にはコソボのサポーターがイングランドの選手にもホームと同じように声援を送ったそうだ。