今シーズンからプレミアリーグでも導入されたVAR(ビデオアシスタントレフェリー)。だが、その運用を含めて問題になるシーンが散見されている。
リヴァプールのユルゲン・クロップ監督もこのシーンに苦言を呈していた。
マンチェスター・ユナイテッド戦でファウルを貰えなかったあのシーンだ…。
そうした中、リヴァプールMFジェームズ・ミルナーがVARについて言及した。『Guardian』によれば、こう述べたという。
ジェームズ・ミルナー(リヴァプールMF)
「(VARの)ファンでは全くないね。
自分のなかの古臭い部分かもしれない。でも、VARについてはいまだに議論が多過ぎると思う。
ゴールラインテクノロジーは素晴らしいよ。すぐに決定が下される。黒か白だ。
だが、決定に対して意見がある時にVARを使うのは非常に難しい。雰囲気が台無しになる。
得点して大騒ぎになってからVARになる。で、待つ。それがゴールかね?
(レスター戦でVARでの)PKの経験をした。
PKになるのかの議論がされていたので、あれは新しい経験だった。
(VARは)使えると思う、もし改善できればね。
でも、フットボールは人間がミスをするゲームだ。審判の行為も同じくね。
彼らはとても大変な仕事をしている。彼らを楽にすることには大賛成さ。でも、試合の流れを犠牲にすることではない。
もしVARから論争が取り除かれたら、自分は100パーセント支持するよ。
でも、VARについていまだに議論がある。
フットボーラーたちの多くが(自分の意見と)違うように感じているとは思わない」
自伝でもVARが大嫌いと綴っているミルナー。現時点では問題があるとしつつ、改善されれば使えるという考えでもあるようだ。