今夏のマーケットでレアル・マドリーからの退団が噂されていたウェールズ代表FWギャレス・ベイル。
一時は中国超級リーグのクラブに接近していると伝えられたものの、移籍金の額で折り合いがつかずクラブ間の交渉は破談に終わった。
その後は代理人が他の移籍先を探そうとしたが、ベイル自身がそれを止めてレアル・マドリー残留を決断したという。
怪我人が続出したこともあって、今季は開幕から出場機会を獲得し、2ゴールを奪うことにも成功。いいスタートを切ったように見えた。
ところが、先日行われたUEFAチャンピオンズリーグのクルブ・ブルッヘ戦では突如チームから外されることになった。
ジャーナリストのギジェム・バラグが『BBC』で話したところによれば、もはやベイルはレアル・マドリーに「怒りを抱いている」という。
ギジェム・バラグ
「ベイルはウンザリしている。試合を戦う上でのフィットネスが向上していることを感じているのに、突如スタンドからブルッヘ戦を見ることになった。理由は誰も分からない。
彼は怒っており、混乱している。クラブに戻ってきてから、ジダン監督はベイルを求めないことを決めた。明確な理由を示さずにだ。
代理人のジョナサン・バーネットは代わりの選択肢を見つけようとしていたが、ベイルがクラブに残ることを望んだ。
ベイルが理解できないのは、なぜ放出の動きがあったのか、なぜ結局放出しなかったのかだ。
この数週間はいいプレーをしていたからこそ怒っている。監督による冷淡で距離感のある扱いにだ。そして、ついに反抗を始めた。
ベイルはサッカーよりもゴルフを愛していると言われている。他の選手ほどのプロフェッショナリズムは持っていないことは事実だが。
彼は自分のベストを尽くし、チームにゴールをもたらすことができるよう、数分のプレーを求めているだけだ。
2013年の夏にレアル・マドリーへやってきてから初めて、ベイルは退団したがっている。公平ではないと感じているのだ」
【関連記事】ベイル、レアルのアレを拒否?「CLでの問題シーン」がこれ
今夏ジネディーヌ・ジダン監督からは公に放出が示唆されていたものの、レアル・マドリーに残りたがったというベイル。しかし流石に堪忍袋の緒が切れ始めているのだろうか…。
【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ