先週金曜日に行われた明治安田生命J1リーグの第24節、サガン鳥栖対ヴィッセル神戸。
この一戦は鳥栖のFWフェルナンド・トーレスの引退試合として行われ、スペイン史上に残るストライカーの最後の雄姿を見届けようと会場には大観衆が詰めかけた。
ただ試合は一方的な展開となり、1-6と神戸が大勝することに。特に神戸のMFアンドレス・イニエスタが魅せたこのパスは世界をも驚愕させた!
味方と浮き球でのパス交換からダイレクトでロングフィード!これが古橋亨梧に繋がり、最後は田中じゅんやが3点目のゴールを決めた。
これぞ世界の頂点を極めた男の“スペシャル”な技術といったところだが、それを盟友の引退試合で発動するとは…。
ゴールを決めた田中も「彼のイマジネーションやボールの落としどころはワールドクラス。彼のおかげだと思います」と絶賛した。
なお、イニエスタは左太もも裏を負傷し前半途中に交代。その状態が心配されるところだが、自身は試合後、「とても特別な試合でした。長年共にプレーしたきた1人の友達の引退試合に、この日本で参加できたことはとても特別なことですし、最後の試合をしっかりと味わってくれたことを願っています」とトーレスに餞別の言葉を送っている。