J1の鹿島アントラーズは30日、クラブの発行済株式72.5%を保有する日本製鉄(旧住友金属)がそのうちの61.6%をIT大手メルカリに譲渡することを発表した。
鹿島によると「メルカリの持つテクノロジーと経営ノウハウを提供することが、さらなる経営基盤の強化に繋がる」と判断したという。これによりメルカリが筆頭株主となり、経営権を持つことになる。
メルカリは2013年に設立され、近年、フリーマーケットアプリの運営で急成長。2017年から鹿島のスポンサーとなっていた。
(過去にはメルカリチャンネルに鹿島の現役選手も登場している)
日本製鉄(旧住友金属)は1991年、行政・地元企業とともに鹿島アントラーズを立ち上げ、以来、筆頭株主として「常勝軍団」と呼ばれるようになったクラブを支えてきた。
今回、経営権は譲渡することになるが、株式は11%を保有するため今後もクラブへの支援は継続される。
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