何らかの見えない力が働いたのではないか…。

森の友人が学ぶ園においては、かなり忖度があったと言われてきた。色々加えられたり計算されたりしたためにずいぶん影に隠れてしまったが、ようやく決着の時を迎えそうである。

もちろんサッカー界でも今年に入ってから多くの忖度案件が明らかになってきた。

そういうわけで、2017年の上半期で逮捕されてしまったサッカー界の経営者についてまとめてみた。おそらくもっと多くのものが逮捕されているのだろうが、私の記憶にはございません。

サンドロ・ロセイ(元バルセロナ会長)

2010年にジョアン・ラポルタを選挙で破ってバルセロナの会長になったサンドロ・ロセイ氏。

カタール財団とのスポンサー契約を決断し、伝統を断ち切って胸スポンサーを入れるなど経済面でのアプローチを成功させた。

しかし、2014年に彼は辞任を余儀なくされる。前年度に獲得されたネイマールの契約に不正が指摘され、その責任を取る形で職を追われたのだ。

その後その疑惑は真実であったことが確認されており、さらに彼が設立した会社Ailantoがブラジル代表の試合に関する権利の売買で不正をしたという疑いで逮捕されている。

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