Asicsは7月15日、ヴィッセル神戸MFアンドレス・イニエスタが着用する新スパイク『ウルトレッツァAI (ULTREZZA AI)』を発表した。

Asics ULTREZZA AI

イニエスタとAsicsによって共同開発された、イニエスタ初のシグネチャーモデル!

Asicsのサッカースパイクといえば、これまでイニエスタも履いてきた『DSライト』シリーズがお馴染みだが、その開発で得た知識や技術を最大限に活かしつつ、イニエスタに最適なスパイクとして登場したのが『ウルトレッツァAI』だ。

『ULTREZZA』とは、イニエスタの類まれなテクニックから、スペイン語で究極を意味する“ULTIMO”と、技巧を意味する“DESTREZA”を組み合わせた造語。“AI”はもちろんアンドレス・イニエスタの頭文字である。

ウルトレッツァAIの魅力として、Asicsは4つのポイントを挙げている。

5mm Heel Gradient:
ヒールレイズ構造を採用し、自然な前重心の実現と、足への負担を軽減。

Soft Upper Lining:
伸縮性に優れたメッシュ材をアッパーに使用。フォーム材をアッパー全体に入れて、やわらかな履き心地を追求。

TORQUE TRUSS:
中足部の剛性を保ちながらも、内側と外側への体重移動を容易にし、スムーズなターンをサポート。

X Guidance:
X形状に配置したガイダンスが様々な方向への蹴り出しをサポート。

発表イベントで『ウルトレッツァAI』の実物を見たところ、まず印象的だったのがソールだ。

Asicsのスパイクはこれまで基本的に丸型のスタッドを採用していたが、ウルトレッツァAIでは丸型に加え、ブレード型(前足部中央)、ダイヤモンド型(後足部)を組み合わせた形となっている。

これらがクイックな方向転換を助けることは明らかで、“イニエスタのシグネチャーモデル”らしい特徴が見た目として一番表れている部分だといえる。

アッパーは、前足部にカンガルーレザー、中足部から後足部にかけてはメッシュをベースとした採用。内部を含めフィッティングを重視した仕上がりとなっているほか、カンガルーレザーに入れられた独特のステッチパターンも興味深い。

AsicsはYouTube公式チャンネルにおいて、イニエスタが語るウルトレッツァAIの特徴や開発の裏側なども紹介している。

以下はイニエスタのコメント。

「スパイクシューズでもっとも重視しているのは、身体の延長や一部であるような感覚で、履いた時に心地よく、パスを受けるための動きだしやクイックな方向転換など、どんな動きでも扱いやすいと思えることです。今回はそれらを満たしてくれる、素晴らしいスパイクシューズが完成しました。シューズと足がしっかりフィットしていて、違和感がなく快適です。この感覚をキープしながらフィールドでもよりよいパフォーマンスができるように努力していきます」

イニエスタ初のシグネチャーモデルとしてAsicsが送り出した注目の新スパイク『ウルトレッツァAI』。

気になる発売日は7月28日(※一部店舗で先行予約を実施中)。価格は20,000円(税抜)となっている。

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