『Globo』は9日、「史上最高と言われたコパ・アメリカ2019は、悪い芝に苦しめられ、VARで批判を受けた」という統括記事を掲載した。
先日地元ブラジルの優勝で幕を閉じたコパ・アメリカ。南米サッカー連盟(CONMEBOL)は「歴史上最高の大会だった」と評した。
しかし26試合でのゴール数は60で、これは直近の10大会で3番目に少ないものだった。
またVARは26試合で24回の介入があり、そのうち22回で判定が覆った。これはロシアW杯の平均使用数であった3試合に1回を遥かに超えている。
ところが逆に問題になったのは準決勝のアルゼンチン対ブラジルで「VARが使われなかった」ことで、リオネル・メッシが3位の表彰式をボイコットするほどだった。
そして、もっとも問題だと言われるのがサポーターの数。
日本対エクアドルの試合が最も入場者数が少なく、さらに有料観客数は2106人、無料観客数が7623人いたと伝えられている。
大会全体でもなんと23試合でチケットが配布され、無料の観客数は総計で10万714人にのぼったそう。
来年も行なわれるコパ・アメリカ。2020年大会では12チームを6チームずつの2グループに分け、各上位4チームが決勝トーナメントに進むというレギュレーションとなる。
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果たして、新しいフォーマットになるコパ・アメリカはどのような大会になるのか。残念ながら日本は来年招待されておらず、オーストラリアとカタールが参加する。