ついに7月を迎え、来季に向けた話題が増えてきた欧州サッカー界。
そうした中、ドルトムントはイタリア人DFダリオ・スクデーリが現役引退を決断したと発表した。
Three years ago, Dario Scuderi (BVB II) suffered a horrific knee injury.
After continuous fighting and intensive rehab, he has decided to end his professional career in fear of relapse.
You’ll forever be part of the Dortmund family 💛 pic.twitter.com/MgDFdPrhaF
— Borussia Dortmund (@BlackYellow) 2019年6月30日
スクデーリは1998年生まれの21歳。2016年9月のUEFAユースリーグで左ヒザに正視できないほどの凄まじい重傷を負った。
手術を担当した外科医も「想像しうるなかで最悪の怪我」と述べるほどで、靭帯が完全に断裂していた。
8,9回もの手術を経て、昨年夏にドルトムントⅡの試合に復帰。ただ、怪我の再発が懸念されることから、この若さで引退することに決めたとのこと。
『Sport1.de』によれば、本人はその決断についてこう述べたという。
ダリオ・スクデーリ
「簡単な決断ではなかった。
フットボールをプレーすることは、常に大きな夢だった。そのために全てを賭して戦った。
でも、フットボールでは何が起きるか誰にも分からない。だから、安全な選択肢を選んだんだ」
カーステン・クラマーCEOにその決断を伝えた際には涙していたようだ。そのうえで、ドルトムントは、クラブ内にはいつでも彼の居場所はあるとしている。